Nov
17

『Kitani新たなる世界 伝統への回帰』展が開催中です。


エントランス
キタニ、デニッシュファニチャーコレクションではクラフトマンシップの回帰と復興をテーマに新作展を開催中です。
新しくリプロダクトする作品は、1920年代のヤコブ・ケアのチェア類、1950年代のイップ・コフォード・ラーセンのキャビネットをはじめ、クラシックな技法によるキタニ・オリジナルデザインのソファなどです。
展示会では、新作の中からキタニの物作りがご理解していただけるように、『作品の歴史』、物作りに関する『構造』と『素材』などを中心に展示しております。

●フィン・ユールソファの構造とキタニ・オリジナルデザインの新作ソファ
フィンユール構造
今回のキービジュアルは、1940年代にニールス・ヴォッダーで製作したフィン・ユールデザインのソファです。
その斬新で有機的なフォルムとは対照的に、クラッックソファと同じ伝統的な技術により製作されているのが分かります。
オリジナルソファ
上の写真がフィン・ユールのソファと同じ仕様で製作したキタニ・オリジナルデザインによる新作ソファです。
バネと草など天然素材をベースに、クラッシックな技法により製作した椅子張り技術の最高製品です。
張替えやメンテナンス可能な作りと、再利用可能な素材を使用していることにより、数十年経過しても再生可能なソファに仕上がっています。

●イプ・コフォード・ラーセンの新作
ラーセンセット
『エリザベスチェア』が定番のイプ・コフォード・ラーセンの新作は、キャビネットとリビングテーブルです。
イプ・コフォード・ラーセンは、構造とディテールのバランス感覚が際立ったデザイナーです。製作に関しても無理のない構造を研究し、極限まで考えぬかれたディテールと無駄な部品をなくした独特な構造が特徴です。
堅実なラーセンとは対照的にフィン・ユールは、デザインの理想と可能性を求めたデザイナーです。彫刻や芸術作品などからインスピレーションを得る創作スタイルだったと言えます。
ラーセンテーブル
キャビネットと共通して、脚部と弧を描いた貫が一体となっている構造が特徴です。

ラーセンモビリア
1958年当時のインテリア雑誌『モビリア』の記事より

●英国様式を源にしたヤコブ・ケアの新作
ヤコブケア新作チェア
左が『レッドチェア』 右が『新作のJK-08アームチェア』

ヤコブ・ケアは、優秀な家具職人であると同時に家具デザイナーとして伝統ある様式と技術を手本としていました。
1937年にデザインされた椅子は、1927年コーア・クリントの『レッドチェア』同様、英国様式を源としながら装飾を排除してシンプルな形状に置き換えるというデンマークデザインの基本思想により誕生した作品です。
ヤコブケア当時の写真
1937年当時の写真
デザインの系譜写真
英国のチッペンデール様式から『レットチェア』が誕生する。

キタニでは、伝統技術の継承を基本に職人の手間を惜しむことなく使い、デンマークやヨーロッパの高品質な製品に限りなく近い技術で製作しています。
会期中は、キタニの製作している様子を収録した映像も公開しています。
是非この機会にキタニの新作をご堪能下さい。

期間
2007.11.16 (金) 〜 11.25 (日)
AM11:00 〜 PM7:00 会期中無休
会場 ハンドワークデザインスタジオ

新作発表にともないキタニの新カタログを販売開始いたしました。
全160ページのボリュームです。お問い合せのメールでの販売も可能です。
価格1050円税込み。

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